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Q13 おばあちゃん(おじいちゃん)と同居することになりました。将来のために、どのような点を配慮すれば良いでしょうか。

おばあさま(おじいさま)のご年齢がわかりませんので、将来といっても近い将来から遠い将来までの期間の中で、現在のお体の状況や変化を踏まえたケースでご説明をさせていただきます。

一般的にはバリアフリー的な考え方を前面に出して、床は全て段差を無くして平らにするとか、2階に上がるのが大変なので1階に部屋をレイアウトするだとか、手すりをつけるなどが上がると思います。

当社友起創業では、少し角度を変えた考え方をご提案させていただいてます。

基本的には下記の3つを軸にご提案します。
もちろんお客様のお考えを妨げるものではなく、引き継がれていく棲家が工夫次第で行く通りにも変化出来るということをお伝えしプランを練ります。
①年齢に関係なく使用ができること
②少しだけ変化を加えると使う人が変わることが出来るということ
③予防を考えるということ

①は使用する人が子供だから何かを小さくするとか、年をとったから段差を無くすとかではなく、本当に使いづらくなるところまでは、今プランを立てている方のライフスタイルを大切にしながら考えようということです。
いろいろな事に気をまわしプランを練り続けると、考え方に矛盾が生じてまとまらなくなります。
考え方に軸をつくる、でもいろいろと変化も出来るということです。

②の変化とは、小さい変化ですと段差解除のためのパーツを取り付けたり、手すりをつけたりということです。
大きな変化としては、壁を取り除いたり、逆に作ったりすることです。それらが出来るように躯体を考えて、先々の変化に対応してリノベーションなどが出来るように考えるということです。

③の予防とは、おばあさま(おじいさま)がご健在の場合は、段差があったほうが良い事もある、家族から守られているが監視されているにならないようにプライベートも同等にという考え方です。
例えば、段差をまたいだり階段を登ったりすることは足を上げる動作が必要になります。わざわざ体操クラブなどに行って運動する以上に毎日が運動になります。 

最近では、バリアフリーが当たり前になり物件によっては、玄関とホールが平らで材質だけが違っているようなものもあります。
現在の日本人は食文化だけでなく住環境も欧米化しました。その代償として健康年齢の短期化があると思います。

まとめると配慮すべき点は、少しでも長く健康な生活が出来るように、自然と体を動かせる様な仕組みを作ったり、身体の変化のタイミングに合わせて住環境を変化させることだと思います。

予防を考えた住環境にしてほしいというのが当社友起創業の思いです。 
祖父と同居

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