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Q4 最近の住まいは気密性が高いと聞きますが、家の中の空気の心配はないのでしょうか?

気密性は断熱とワンセットでお考えいただいた方が良いと思います。

例えばバケツの中のお水が凍っているような日にお出かけになる時に、アウターにフリースだけ着てお出かけになるでしょうか?
そうです、もう一枚、風を通さないウィンドブレーカーを着ますよね!

同様に折角断熱材を入れるので性能をあげましょうという意味でワンセットにしたほうがベストです。

ですがビルダーそれぞれで考え方が違うので、材料や施工方法が結構な違いがあります。
ある会社は関東地方に家を建てるのに北海道と同じ断熱材を入れていることがありますが…そんな過剰にする必要があるのでしょうか?
またある会社は、昔ながらの風通しの良い家が一番とあちあこちから風が出入りする様な家を建てたりしています。
遠い昔は空気も綺麗で四季の過ごし方や環境が良かったのでそれで良かったと思います。

ですが、現在の自然環境を考えると、目には見えない車の排気ガスや工場からの煙、どこから飛んでくるのかPM2.5、それより細かな色んな物が空気中に沢山浮遊してます。
できれば家にいるときくらいそんな悪いものからは解放されたいですよね! 

もちろんこれから家を建てようと思うみなさんの好みや考え方がありますので、一概にどれが良いとは言えません。

空気が良い・悪いということをよく言いますが、空気が悪いとはどういうことでしょうか?
先程お伝えしたPM2.5以外にもカビなどがあります。

ではそのカビはどうして出てくるのでしょうか?
そうです。湿度・温度の関係で結露が生じて菌が繁殖しまうんです。

住んでいると沢山の水蒸気が発生しています。もちろん隙間があると外部からも湿度は侵入してきます。

そこで適正な断熱材をいれて、気密性も保つことにより結露を防ぐということでなんです。

ただ、もう一つ忘れてはいけないのが換気システムです。
折角、断熱・気密を計画できても家の中の空気が澱んでしまったりフィルターをつけずに悪い外気をいれてしまったら元も子もありません。

ということで、気密性を高く、断熱性能もあり、フィルターを備えた換気システムを使うと、家の中の空気は安全に近づくという仕組みです。
気密性

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