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Q9 新築、建て替えの場合はローンが使用できますか?

はい、可能です。
地元金融機関の住宅ローンやお得なネットバンクの住宅ローンなどもご案内できます。
また、ローンによっては三大疾病特約や休業・失業特約などを付保できるものもあります。

ただし建て替えの場合は新築よりも慎重に事を進めましょう!

例えば、今お住まいの家がローン返済中であれば、現在ある家を担保物件としているので、少し話がややこしくなります。
このような条件の中で、まずは「貸してくれるところがあるかどうか」を調べてみると良いでしょう。

その場合に比較的組みやすいのは「親子リレー返済」です。融資申込者が高齢で、自己資金が少ないという時などに利用するものです。
申込者に何らかのことがあれば、子世帯がローンを引き継ぎます。

「住むに耐えない家になった事」「二世帯住宅にする」などの理由をきちんと説明し、建て替えを希望している旨、伝えてみましょう。

ただし、これにはいくつかの条件があります。
特に重要視されるのは、ローンの後継者の条件です。

申し込する本人の子や孫等、またはその配偶者で定期的収入があること
申し込み時の年齢が満70歳未満の人
連帯債務者になることができる人

などこの条件を満たすことは比較的容易かもしれませんが、何らかのときにローンを引き継ぐわけですから、やはり二世帯住宅(ないしは同居)が大前提となるでしょう。
子世帯が、自分の家と親世帯の建て替えローンを同時に支払うことは現実的ではありませんし、信用の枠に及ばない事も当然あり得ます。


『おさえておきたい注意点』

①数多く当たることで「グレー」となってしまう
どんな金融商品(ローン、クレジットカード)でも同様に、審査のために個人情報を渡して断られてしまうことを繰り返すと、いわゆる「グレー」(ブラック寸前)となってしまうことが懸念されます。
「こちらがダメだったら、こちらにも…」という行動を繰り返すと、その記録は5~7年は残ると言われています。
この期間は、かなりの大金の頭金でもない限りはローンは組めません。

②他のローンを完済しておく
ローンの支払いが重なることは、それでなくても「信用の枠」が少ないという事です。
うまく金融機関に納得してもらうことができたとしても、借りられる≒支払える金額が少ないと見なされてしまうのは仕方のない事かもしれません。
そのためには、家を建て替えなくてはならないと覚悟した時点から、他のローンを完済しておくことが必要です。

車のローン、教育ローンなど、お金を借りるという局面は日常生活の中でいつでも見ることができます。

買い物で使用するクレジットカード、その支払いがリボ払いや分割払いになっていたなら、当然のことながら借りられる(支払える)額を圧迫してしまいます。

携帯電話の通話料金の支払いが数度できなかっただけで、ブラックリストに載ってしまうこともあるのです。
数万円もするスマートフォン本体を分割払いにしているケースがこれにあたり、割賦払い分(これも一種のローン)と通話料金を一緒に支払うことにしているとき、通話料金の引き落としができなかったことから、ローンが組めなくなっている人が近年急増しているといいます。
たかが通話料金、されど通話料金、なのです。

家の建て替えが視野に入った段階から、数年かけてでも、これらのローンの類を「きれいにしておく」ことをお勧めします。

③今支払いをしているローンが終了するまで待てないか検討
今検討されている建て替えが今すぐでなくてはならないかを今一度考えてみることも大事です。
今現在の家を建てた時点で、大方の人は修繕を目的とした貯蓄をされているはずです。
その積立金を使い、応急処置が必要な部分だけでも手当てし、ローンを完済するまで建て替えを待つことはできないでしょうか。

今住んでいる家のローンが終わった時には、更に生活が変化しているかもしれません。
今、中心市街地に近いマンション市場が活性化していると言われています。

住まい手の高齢化により、手狭でもいいから夫婦二人で、生活面で利便性の高いエリアに住み替えたいというニーズが高まっているからだという見方もあります。
お子さんに財産としての家を残す必要がないのであれば、このような便利な場所で賃貸マンション暮らしをスタートさせることがよいケースもあるでしょう。
今一度、充分にご検討ください。
ローン
よく「家は一生に一度の大きな買い物」と言われますが、当社としては、建て替えるのなら今の家のローンが終わってから、もしくは親子リレー返済にするならお子さまの代でも充分に活かされる家にするのどちらかをお勧めします。
もちろん、方法はそれ以外にも予算や、家の活用の仕方などで多くの選択肢が存在しますが、今住む家のローン+建て替えのローンはハードルが上がります。
ローンが終わってから、再度建て替え用のローンを組もうとすると、借り手の年齢が上がってしまっていることも多々あり、親子リレー返済を考えなくてはならないかもしれません。
同居がうまく行けばよいですが、そうでないケースも含んで、「家族全員の問題」として検討する必要があるのです。

ごく一般的に流通している戸建て住宅の寿命(解体されるまでの年数)は、30~35年と言われます。
お子さまの代の生活設計に合ったレベルのもの計画すべきだと思います。

お客様は不慣れなことも多いかと思いますので、日常的に行っていて業務として慣れている私共にご相談いただければと思います。

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